ガス化溶融施設

従来のごみ処理施設は、ごみをすぐに焼却しますが、環境資源ギャラリーでは、前処理としてじっくりとごみを加熱します。

これによってごみを熱により、燃料となる熱分解ガス(可燃ガス)とカーボン(炭)に分解します。

生成した熱分解ガスとカーボンは、約1300度という高温で燃焼溶融し、溶けた灰はスラグとなって排出されます。

燃焼溶融して発生した排ガスからは、熱を回収して蒸気を発生させ、タービンによる発電も可能なものとなりました。

ガス化溶融施設
処理能力 140t/24時間(70t/24時間×2基)
受入供給設備 ピット式&クレーン方式
ガス化燃焼溶融設備 キルン式ガス化溶融炉
燃焼ガス冷却設備 廃熱ボイラ方式
排ガス処理設備 2段ろ過式集じん器、乾式有害ガス除去装置、脱硝反応塔
余熱利用設備 蒸気タービンによる発電、場内給湯
排水処理設備 クローズド方式(プラント排水)

システムフロー(PDF:1,284KB)

システムフロー

ガス化溶融施設の特徴

安定運転

安定運転

キルン式熱分解方式の採用によりごみ質変動の受けない安定熱分解が行えます。

環境保全

環境保全

安定燃焼により完全燃焼が達成されます。

排ガス中のダイオキシン類等の有害物質は、最新鋭の設備で処理します。

有価物の回収

有価物の回収

キルン式低温熱分解方式により鉄及びアルミニウムは錆がない状態で回収され有効利用されます。

ごみの中の灰分はスラグとなり有効利用されます。

高度な余熱利用

高度な余熱利用

低空気比(1.2~1.3)燃焼により排ガスが少なく高い熱回収率・発電効率が達成されます。

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